TABLE MANIA

TABLE MANIA

暮らしの中で、椅子に座り、テーブルをいかに利用するのかを深く考えると、最近は食事したり、、、あとはスマートフォンやパソコン作業くらいかなと、一瞬思ってしまう。 実際はいまも昔も変わらず、日常の風景を彩っているのだが何かおかしい。一人なのか家族といるのか友人たちといるのか、それにも変わってくるがテーブルは単なる台として 存在しているだけのように見えてしまう。おかしいのは存在感か、、。愛おしい存在のあるテーブルは?


レジン2


レジン3




デザイナーとしてテーブルデザインをするときに、単なる台を格好良いものにするか、単なる台をいかに素材感を出してフィジカルにうったえるものにするかその両者のどちらかが主流です。 機能的には台があれば良いので両者のどちらかで問題ないので、デザイナーはアイデンティティーを生かし様々なテーブルを生み出ししてます。 私の思考としては人がテーブルでどのような行為をするかを想像し、その想像を超えた使い方ができるテーブルをデザインしたいと思っています。そこにはなるべくシンプルで邪魔しない存在感なテーブルをいつも考えていました。 今回はその真逆のデザインをしました。モノ感高く、色とりどりで、妙な時代感やノスタルジーな感覚を発するテーブル、邪魔なくらい存在感高いのです。ただ愛おしいテーブルになりました。多分私だけの感覚ではないと思います。 ストーリーとしてテーブルで遊び、仕事、どんな使い方してたか考えてみた中で、その使い方で必要なツールを集めて素材として使ってテーブルを制作しました。今回材料として使ったレジンの良さをシンプルに生かして、ツールを閉じ込めて天板としています。閉じ込められたトランプ、テーブルクロス(ドイリー)、契約書、ペン、は私たちがテーブルを利用する内容をダイレクトにイメージさせますが、さらなるツールを重ねた時に生活を豊かにしてきたテーブルの歴史と今の行為が絡み合って新しい景色を使い手が発見できるテーブルになりました。
レジン5





今回制作したテーブルは同じものはできません。レジンを利用するとすべてが一点ものになります。だからこそ創り手(使い手)の想いがこもったものが出来上がります。 モノの価値がバーチャル上での価値に変わってきてる時代だからこそ、レジンテーブルは存在感を発揮します。 愛おしいテーブルを欲しい方は想い出のモノ、大切なモノ、あなたのコレクション、壊れかけのアンティークモノなどをレジンで閉じ込めて一点もののテーブルを創ることをお勧めします。
レジン6
レジン4