マドエレンに学ぶ、香りを育てる暮らし方
インテリアにこだわりのある方の間で、日本上陸以来注目を集め続けているブランド。
それが、南仏生まれの「MAD et LEN(マドエレン)」です。派手さはないものの、一度その香りに触れると忘れられなくなるという不思議な魅力を持ち、インテリア雑誌やSNSでも度々紹介されています。そんなMAD et LEN【マドエレン】の世界観と、日々の暮らしに取り入れる際の楽しみ方をご紹介します。
MAD et LEN【マドエレン】とは
MAD et LENは、南フランスの小さな村で誕生したルームフレグランスブランドです。香水のような主張の強さはなく、あくまで空間にそっと寄り添うような香りづくりを得意としています。ミニマルで無骨な佇まいのアイテムは、香りの道具というよりもインテリアオブジェとしての完成度も高く、置くだけで空間の印象を格上げしてくれます。

名前に込められた「香りと記憶」の物語
MAD et LENというブランド名は、フランスの文豪マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』の一場面に由来しているといわれています。紅茶に浸したマドレーヌを口にした瞬間、忘れていた記憶が鮮やかによみがえる――という有名なエピソードです。この「香りが記憶と結びつく」という現象は、「マドレーヌ体験」や「プルースト効果」とも呼ばれ、心理学の分野でも知られています。実家に帰ったときにふと感じる懐かしい匂いや、旅先で嗅いだ空気の記憶など、香りと記憶が結びつく感覚は、多くの人が経験したことのあるものではないでしょうか。MAD et LENは、その感覚そのものをブランドコンセプトに据えている点が大きな特徴です。
モロッコの職人による、一点ものの器
MAD et LENの香りの器は、モロッコのアトリエで職人が一つひとつ手作業で仕上げています。使用されているのは古くから伝わる伝統的なアイアン加工技法で、無骨でありながらどこか温かみのある表情が魅力です。手仕事であるがゆえに、同じ商品であっても届く器の表情は一点一点微妙に異なります。「自分だけの一点」を持てるという特別感は、インテリア好きの方には特に響くポイントといえるでしょう。棚やサイドテーブルに置くだけでも、空間に上質なアクセントを添えてくれます。

使い切らず「育てる」という新しい香りの楽しみ方
MAD et LENの大きな特徴のひとつが、香りとの向き合い方です。器の中に入っているラヴァロック(溶岩石)やアンバー(琥珀樹脂)は、いずれもあらかじめ香りを含ませた天然素材。香りが弱くなってきたら、専用のリチャージオイルを数滴垂らすことで、香りを復活させることができます。垂らす量によって香りの強さを自由に調整できるため、一度購入したポプリを長期間、自分好みに育てていくことが可能です。「使い切ったら終わり」の消耗品ではなく、時間をかけて自分だけの香りに仕立てていく——そんな新しいルームフレグランスの楽しみ方を提案してくれるブランドです。日によって香りを強めたり控えめにしたりと、気分に合わせた微調整ができる点も、日々の暮らしに寄り添うポイントです。
豊富な香りのバリエーション
MAD et LENのリチャージオイルは香りの種類が豊富で、ポプリ用としてだけでなく、アロマディフューザー用オイルとしても使用できます。爽やかで清涼感のあるフローラル系の「リリネロリ」や、黒く湿った大地を思わせる個性的な香り「テレノワ」など、ラインナップの幅広さも人気の理由のひとつです。季節によって香りを切り替えるのもおすすめです。夏は爽やかなフローラル系、秋冬は深みのあるウッディ系やアンバー系へと変えることで、同じ部屋でも印象をがらりと変化させることができます。
実際の香りを確かめてみませんか
香りの繊細な違いは、写真や文章だけではなかなか伝わりきりません。ぜひ実際に香りを確かめていただきたいブランドです。COLOR'Uの浜松町店では、MAD et LEN【マドエレン】各アイテムのテスターをご用意しております。ルームフレグランス選びに迷われている方、インテリアのアクセントをお探しの方は、ぜひ一度店頭へお立ち寄りいただき、香りと器の質感をお確かめください。

