ARCHITECTMADEのFJサークルボウル20。
Finn Juhl（フィン・ユール）が1954年にデザインしたプロダクトです。
真円でありながら楕円形のような錯覚を起こさせるサークルボウルは、1954年にデザインされましたが、Fjエッセンシャルシリーズと同じく、当時は技術的に再現が難しく製造には至ることができませんでした。
ボウル全体を完璧なバランスに構成するリム部分は均一の幅で有機的な曲線を描き、ボウルの中に入れるものを驚くほど美しく映し出します。
伝統的な形にひねりを利かせたFinn Juhlのデザインは、計算されたプロポーションの中にシンメトリーの美しさが表現されています。

ARCHITECTMADE（アーキテクトメイド）は、2004年にコペンハーゲンで創業し、大量生産・大量消費とは一線を画す、「永く愛されるものづくり」を追求し、建築家たちのアーカイブに新たな命を吹き込みながら、クラフトマンシップあふれる製品を生み出しています。20世紀を代表する建築家、Finn Juhl（フィンユール）、Poul Kjærholm（ポールケアホルム）、Jørn Utzon（ヨーンウツソン）らが遺した設計図やスケッチを基に、木、磁器、真鍮、石などの自然素材を用いて、熟練の職人が一点一点丁寧に仕上げており、現代の暮らしに静かに寄り添いながら、確かな存在感を放ちます。
近年では、現代建築家との協働も進め、新たな視点を取り入れながら、時代に左右されないタイムレスなプロダクトを通じて、デンマーク建築の精神を現代に伝えるブランドです。

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